それは、旦那さんがヤフオクで競り落とした「生薬標本」。
1つは、植物性生薬の標本。
小さな小瓶に入った生薬が箱にぎっしりで、
見ていてうっとりします。

どうやら、東京帝国大学(現在の東大)時代の教授が監修して
作られたようで、
津村研究所(ツムラの前身)のものらしいです。
戦前戦後くらいのものなので、約70年前ですね。

もう1つは、動物性生薬の標本。
ヤフオクで入札の際に、動物薬も欲しいかどうか聞かれて、
欲しい!と答えたものの、いざ届いてみると、なかなかリアル💧

こちらは漢方メーカー(東洋薬行)が昔、お客さんに贈呈したものらしい。
蛤蚧(ゴウカイ:ヤモリ)や海馬(カイバ:タツノオトシゴ)は
よく目にしますが、紫河車(シカシャ:胎盤)がある所がすごい!
何の胎盤だろう?
漢方の古典上、昔は人間の胎盤を生薬として用いていましたが、
現代さすがにそれはないでしょう。
豚か羊かと思いますが、メーカーさんに聞いても分からない、と。
これらが今年旦那さんからもらった誕生日プレゼントでした。
42歳の誕生日に、
言ってしまえば、「枯れ草」と「死んだトカゲ」をもらった私。
(品の無い言い方、大変失礼致します)
気持ち悪いとか、可愛そう、とか、
人によっては思われるかもしれませんが、
私にとっては、宝物。
漢方を生業にする者としては、貴重な資料です。
和氣香風へご来店の際、
ご興味がある方は是非ご覧下さいね!
7×6=42歳は、女性の身体にとって一つの節目。
養生がより一層必要な歳。
既に2〜3月に持病が悪化して入院している私。
7の倍数、恐るべし!
7×7=49歳に向けて、本気で養生しないと💦
という事で、今年は仕事をかなり抑えて
ゆる〜く生きます。
みなさんもお身体大切に!