2016年11月21日

群発性頭痛

先日我が家に来た友人。
8月から群発性頭痛に苦しみ、早3ヶ月。

枕をいくつも変えてみたり、
鍼灸院にも10回以上通い、
あらゆる健康法を試してみたものの
良くなるどころか悪化している、という。

そこで、我が家に相談に来た。
聞いていると、一般的な群発性頭痛とは少し違う。
入浴や飲酒など、血管が拡張すると酷く痛むのが一般的だけれど
そうとも限らないという。

毎日午前中だけ痛みは出ず、午後から酷くなり、夜は最悪だという。

これは、肝陽上亢かもしれない。
午後になって症状が悪化するのは、陽気が亢進し過ぎて
隂液を損傷していることが考えられる。

車で通勤しているようで、片道1時間半かかるところ、
頭痛のせいで休み休み運転するから
帰るのに6時間かかるという。
家に帰宅する頃は、下手したら夜明け・・・

これは辛すぎる。
さらに話を聞いていると、
肝陽上亢を決定づける理由がある。

友人はサラリーマンを辞めて、昨年から転職。
職業は、高校の体育の先生。
いわゆる「こわい体育の先生」を演じなきゃならず、
しょっちゅう怒ったり怒鳴ったりしているという。

これは、なるべくしてなったな、という感じ。
他、体質や既往歴なども聞き、舌診もし、
主人にバトンタッチ。

主人は脈診と腹診をし、鍼治療に入る。
私もその横で治療を見ている。

身体の上部に鍼をすると頭痛が悪化してくる。
やはり。
そして足は冷えていて、爪も真っ白。

これは上熱下寒だね。
腎虚があるから、気を下半身にとどめておけず、
熱が上へ上へと昇ってしまっている。

主人が鍼で補腎を始めると、
頭痛がスーッとひいてきた!

その様子を見て、私は処方決定!
まず標治で平肝潜陽しよう。
ということで、「釣藤散」(ちょうとうさん)に。

ひとまず、鍼治療を受けて帰宅。
様子を聞くと、だいぶ良いとのこと。
止まなかった痛みが、午後になっても出なくなったという。

数日後、薬店から送った漢方薬を飲み始め、それも効き出して、
午後も夜も頭痛が出なくなったとのこと。
ただ、運転してる時だけ少し頭痛が出るらしい。

おそらく、神経使ってるからだろう。
まだ漢方薬を飲み始めて5日〜6日。
しばらく飲み続けてもらい、様子を見ていこうと思う。

やっぱり、
漢方薬と鍼灸は両輪!
これでこそ、漢方医学だな、と実感。





posted by 香里 at 21:40| 漢方・中医学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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