2016年08月29日

萬金丹

先日漢方ミュージアムイベントで出店して下さった伊勢くすり本舗の
「萬金丹(まんきんたん)」と「おはらい丸」。
特に萬金丹のパッケージがカッコイイ

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萬金丹の発祥は、600年前の応永5年(1398年前)晩秋までさかのぼります。

〈昔々、若い男女が駆け落ちして心中しようとしたその時に、
白蛇があらわれ、二人は吸い込まれるように眠りに落ちたという。
目が覚めるとそこには白髪の老人がたたずんでいた。
男はその老人から、霊薬の入った印籠と巻物をもらい、
主家に持ち帰り、晴れて女を娶ることが出来たという。〉

白蛇は、付近にある金剛証寺の菩薩とされた。
二人は寺の復興のかたわら、菩薩の霊薬製造を始める。
それ以降、白蛇の泉の水で薬草を煮詰めた薬は萬金丹と呼ばれ、
伊勢詣りの懐中薬として人気になったという。

当時の萬金丹の組成は、
沈香、丁子、肉桂、甘草、阿仙薬、麝香、氷餅粉。
「暑・寒のあたり、食あたり、毒消し」
風邪ひいた時は、生姜2〜3切れと一合の水と煎じる、
という手の加え方が面白い

現在の組成は、
阿仙薬、丁子、せんぶり、桂皮、木香、メントール
「食べ過ぎ飲み過ぎ、胃部不快感、吐き気、二日酔い、悪酔い、
嘔気、悪心」

今となっては、伊勢詣り土産としての需要がほとんどのため、
存続が厳しくなっているそう。
ドラッグストアで簡単に手に入る胃腸薬は便利ですが、
こうした伝統ある日本の和漢薬を大切にしたいですね。

ということで、我が家の常備薬(和漢薬編)の陀羅尼助丸、反魂丹に
今日から萬金丹も加わりました!

週末台湾に行くので、持って行こうと思います






posted by 香里 at 18:13| 和漢・民間薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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